2020年2月24日 17:45
水際対策にクルーズ船…失敗繰り返す政府は今こそ全員検査を
「検体採取キットを送り、患者から検査会社に郵送してもらえばいい。結果は、メールや郵送で伝えることができます。中国では実際に遠隔診断が行われています」
だが、こうした提言には日本政府は耳を貸さず、誤った対応を繰り返してきた。その象徴といえるのが、2月19日に下船が認められるまで14日間にもわたって“隔離処置”されたクルーズ船、ダイヤモンド・プリンセス号だ。上医師は早い段階から、“全員検査”をして下船させるべきだと主張してきたが、当初、政府は頑なに症状のある人の検査しかしなかった。
「欧米などクルーズ船が多く運航している地域では、限られた空間に感染者がいれば、感染拡大することは常識として知られています。イギリス領だった香港では4日で検疫を終了し、乗客を下船させました」
その結果、香港では乗員乗客3,600人のうち、感染者は29人にとどめた。一方でダイヤモンド・プリンセス号は、2月24日の時点で600人を超える感染者と3人の死者を出したのだ。
「いま明らかになっている感染者は氷山の一角でしょう。自覚のないままに感染した人が相当数いると考えるのが妥当です。水際対策の失敗が明らかになった時点で、より速やかに“感染を広げない”“死者を出さない”対策に舵取りするべきでした」
一刻も早い“全員検査”が求められる。
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