2020年2月28日 15:50
月をまたいで入院すると損するかも!?高額療養費制度の落とし穴
政府は今、「全世代型社会保障」を進めようとしている。これまで高齢者福祉に偏りがちだった社会保障を、子どもや現役世代も含めたすべての年代が満足できるものに変えていこうという。幼児教育の無償化がその一端だが、実は、負担が減ることばかりではない。財源が切迫していることから、逆に、負担増を強いられることも多いのだ。
「今、検討されているのはおもに2つ。1つ目は、一定の所得がある75歳以上の方が、病気などに支払う医療費を現状の1割から2割負担に引き上げること。2つ目は紹介状なしで大病院を受診したとき、今は初診料に最低5,000円が上乗せされますが、この上乗せ額を増やし、対象となる病院も増やすこと。医療費はますます上がっていきそうです」
こう話すのは、経済ジャーナリストの荻原博子さん。
そこで、医療費を節約できる方法を2択クイズ形式で荻原さんが出題!正解はどっち?
【Q1】いつもの薬どっちが安い?
病院で処方してもらう or 安売りしているドラッグストア
正解は、病院で処方してもらう。「最近は、病院で処方される薬が、市販薬として販売されるものも増えてきました。『時間がない』『混んだ病院に行きたくない』などの理由で、こうした市販薬を使っている方も多いと思います。