2020年3月7日 06:00
「妻に捨てられたら大変なことに…」草刈正雄語る家族への感謝
(撮影:荒木勇人)
「50年はあっという間だったというか、長かったというか……。この年になるまでよくやってこられたなあと思いますよ」
今年でデビュー50年を迎える草刈正雄(67)。3月15日スタートの主演ドラマ『連続ドラマW オペレーションZ~日本破滅、待ったなし~』(WOWOWプライムにて日曜22時~)では俳優人生初の内閣総理大臣役に挑戦している。
時の内閣総理大臣・江島隆盛(草刈)は、1,000兆円超の借金を抱えた日本を救うため、すなわち日本の将来のために、“歳出半減”を宣言。精鋭の財務官僚を集め、「オペレーションZ」と名付けられた特命プロジェクトを始動する。
「目下、撮影真っただ中なので、気分は総理ですね、悪くはない。ただ、驚いたのは膨大なセリフ量。最初は面食らいましたけど、だんだん快感になってきました(笑)」
主演作に恵まれる喜びを感じつつ、これまでの歩みを振り返る。
「20歳そこそこでポンと世に出てあれよあれよと売れましたが、30歳を過ぎてからはフィルムの仕事がめっきり減り、つらい時期を過ごしました。とにかく、このバタくさい顔がずっとコンプレックスでね、年を重ねるほどこの仕事は厳しいんじゃないか、と。