佐藤浩市が語った役者の宿縁 天国の父へ「3代続きましたよ」
「そう思うと、せめて親父には、『あなたの孫も役者になりました。結局、3代続きましたよ』と伝えたかったですね。役者の宿縁ですか。昔なら全否定していたかもしれませんが、今は、日本人が好きなブラッドタイプ(血液型占い)よりは何かあるかなと感じていますね」
そう、ぼそりと呟いたのは俳優の佐藤浩市さん(59)。“怪優”と呼ばれた父・三國連太郎さん(享年90)との関係について、こぞって“確執”と報じられていたが、不仲ではなかったと語る。
三國さんと佐藤さんが初共演した映画『美味しんぼ』公開のあとに、結婚した妻との間に長男の寛一郎さん(23)が誕生。意外というしかないが、家庭人のイメージからは最も遠いはずの三國さんは孫を溺愛するようになり、このころから“十国峠の別れ”を経た息子・佐藤さんとの親子関係も如実に変化していく。
そんな、親子2人の関係に一石を投じた寛一郎さん。
三國さんが急性心不全で亡くなった際、葬儀には、当時高2だった寛一郎さんも遺影を持って参列した。
昨年、木村拓哉さん(47)主演で話題になったドラマ『グランメゾン東京』(TBS系)に料理人役で出演し、一躍有名になった俳優・寛一郎さん。