くらし情報『元機長が警告「新ルートで羽田は大事故の起きやすい空港に」』

2020年4月3日 06:00

元機長が警告「新ルートで羽田は大事故の起きやすい空港に」

元機長が警告「新ルートで羽田は大事故の起きやすい空港に」


「首都圏の国際競争力を高めることと、東京五輪に備え羽田の国際線の便数を増やす」ために運用開始されたという羽田新ルート。しかし、これは乗客を危険にさらすことになるというーー。

「いつ大事故が起きても不思議ではありません。羽田は世界の大空港のなかで、最も着陸が難しい危険な空港になってしまった……」

怒りに満ちた表情で、このように話すのは、ジャンボジェット(B747型)の飛行時間で世界一の記録を持つ、元日本航空機長で航空評論家の杉江弘さん。

3月29日、東京都心部の上空を航空機が飛ぶ、羽田新ルートの運用がスタートした。国の計画では、南風のときに都心部上空を着陸体勢で1,150〜340メートルの低空飛行で通過。時間帯は15〜19時の4時間。1時間あたり44回通過するので、約80秒に1回の割合で航空機が上空を通ることになった。


ただでさえ人口が密集する大都市・東京の上空を低空飛行することによる、騒音問題や落下物の危険性は以前から指摘されてきた。

だが、杉江さんによると、今回の新飛行ルートの運用開始は、航空機を利用する乗客にも深刻なリスクを及ぼすと、警鐘を鳴らす。

「昨年7月、着陸の最終進入ポイントの降下角が3.0度から3.45度に引き上げられました。

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