コロナから身を守る!パリで身につけた知恵(JINSEIのスパイス!第72回)
【今週の悩めるマダム】
テレビをつけても、ネットを覗いても、連日、どこもかしこもコロナの話題ばかり。日本でも緊急事態宣言が発令されましたが、実際に生活していくうえで、どこまで気をつけていいのかわかりません。ロックダウンが続くフランスの主婦(主夫)の皆さんは家族を守るために、どのような対策をとっているのですか?(大阪府在住・50代主婦)
本当に信じられない世界になってしまいました。僕が暮らすパリでも、ロックダウンがすでに1カ月近く続いています。まだまだ先の見えない日々。ロックダウンが解除されたとしても、いきなり元通りの世界が待っているわけじゃないのです。緩やかに段階的に解除されていくようで、そのためにはさらに数カ月かかると言われています。生活面での制限は多岐に及びますが、そのことよりも、僕には16歳の息子がいるので、どうやって彼をウイルスから守って育てていくのかということで日々頭を悩ませています。
外出は散歩やジョギング、または食品や生活必需品の買い物限定。ジョギングなどは人混みに行きませんし屋外ですからまだ安心なのですが、買い物に行くときは最大限の防御をして挑むことにしています。
マスクは当然ですが、僕は使い捨ての薄いゴム製の衛生手袋をはめていきます。飛沫感染を防ぐためにゴーグル的な役割で大きな眼鏡もかけます。帽子、眼鏡、マスク、衛生手袋が、外出時の4点セットになっています。ソーシャル・ディスタンスもきちんと守っています。フランスは1メートルですが、イギリスは2メートル。国によって違いますが、とにかく人と距離をあけることが重要です。
くしゃみの飛沫は5メートルほど飛ぶらしいので、できる限り人との距離をあけて買い物をしています。
買った食材についても注意を払っています。神経質だと笑われることもありますが、焼きたてのバゲットであっても、それを袋に詰める段階でウイルスが付着する可能性があるので、63度以上に温めたオーブンで4分間、焼き直してから食べるようにしています。生野菜も食べなくなりました。どこでウイルスが付着しているか、わかりませんからね。たとえば、ルッコラなどの野菜はおひたしにしています。おひたしは結構便利で、ルッコラのおひたしはほうれん草のよりも美味しかったです。しばらくの間、辻家では茹で野菜もしくは焼き野菜が定番になりそうです。
レモンやオレンジなど皮つきのものは、手洗いと同じように石鹸で洗っています。最初は奇妙な感じがしましたけど、もう慣れました。石鹸水はウイルスを包み込んで洗い流すことができるからです。
どこまで気をつければいいかわかりませんが、僕はスーパーで買ったビールとかワインとかソースとかケチャップなんかも、持ち帰ったら消毒液でサッと拭いてから棚や冷蔵庫にしまっています。こうやって、気をつけている人は感染する確率が低いと思います。やらない後悔より、やる後悔です。免疫力のつくものを選んで食べるようにしているし、毎日1時間は外を走っていますし、お酒は自然と控えるようになりました。むしろ、以前より健康になれた気がします。
こんなときこそ、ポジティブ思考で乗り越えましょう。
【JINSEIの格言】
使い捨ての薄いゴム製の衛生手袋をはめ、飛沫感染を防ぐためにゴーグル的な役割で大きな眼鏡もかけます。帽子、眼鏡、マスク、衛生手袋が、外出時の4点セットになっています。
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「女性自身」2020年4月28日号 掲載
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