くらし情報『「陽性反応強いけど退院を…」感染者が明かす深刻な病床不足』

2020年4月15日 11:00

「陽性反応強いけど退院を…」感染者が明かす深刻な病床不足

「新型コロナの感染者を受け入れる感染症指定病院はどこもすでにパンク状態で重症患者以外は入院を拒否しているケースもあります」

それを裏付ける証言をするのは、本誌前号で「インフルエンザの30倍苦しい」と新型コロナウイルスの症状を語った感染者でコンサルティング会社「Globality」CEOの渡辺一誠さん(40)。先月22日に新型コロナウイルスにともなう肺炎を発症し、27日に入院した渡辺さんは4月10日に退院。しかしその実態は――。

「まだ陽性反応がかなり強いのですが、病床を空けるために退院することになりました。体調はだいぶよくなり、咳もほとんどありませんが退院を手放しで喜べません。このまま入院していることも考えましたが、病床数の不足を考えると自宅待機するべきだと思い、しぶしぶ大量の荷物をもって歩いて帰ることにしました」

医療機関での院内感染も確実に増えていている。

「とくに感染者が増え続けている都内の指定病院にはクラスターによる院内感染も増え、医療崩壊状態になっているといっても過言ではありません」(前出・上医師)
日本全国でも、コロナ感染者が複数発生した病院が多数出ている。前出の角田副会長も言う。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.