くらし情報『「陽性反応強いけど退院を…」感染者が明かす深刻な病床不足』

2020年4月15日 11:00

「陽性反応強いけど退院を…」感染者が明かす深刻な病床不足

「都内の病院で院内感染がいくつか出ているのは事実です。特に今後、地域医療の最終的な中心となる基幹病院で大規模な院内感染が起きると、病院を閉鎖しなければならなくなり、その地域にとっては危機的状況になります。周辺の大病院に患者さんを転院させざるをえなくなり、ほかの病院にも大きな負担をかけてしまうことが心配という声も聞いています」

なぜ予防対策を施しているはずの病院で院内感染が広がるのか?ウイルス感染症が専門の順天堂大学病院・総合診療科の内藤俊夫教授は率直に打ち明ける。

「たとえば、肺炎の症状を訴えた患者で新型コロナだった場合はすぐに対策がとれますが、別の病気の患者が新型コロナだった場合は誰にもわかりません。特にこの病気は症状初期では風邪と似ていたり、無症状だったりします。それゆえ、いくら細心の注意を払ったとしても病院がクラスター化してしまう恐れがあるのです」

「女性自身」2020年4月28日号 掲載

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