来店客から高圧的な態度…スーパー業界が訴える従業員の窮状
食品スーパーの主要団体が4月14日に出した来店マナーを注意喚起する声明について、ネット上で話題を呼んでいる。
声明を出したのはオール日本スーパーマーケット協会、一般社団法人全国スーパーマーケット協会、一般社団法人日本スーパーマーケット協会。「実際のお店 (現場)では過剰な要求に追われ、また従業員が使用する業務用マスクすら枯渇しつつあり、今後の事業継続を脅かす懸念すら感じております」として、「各団体にも匿名で現場従業員からギリギリの状態で日々業務を行っている叫びの声も多数寄せられております」と窮状を訴えている。
7日に緊急事態宣言が出されてから1週間が経過。多くの業種に休業要請が出されたなかで、生活に欠かせない食品や日用品を扱う企業は“社会インフラ”として営業を続けている。
元女子サッカー選手の丸山桂里奈(37)は14日、スーパーへ立ち寄った際に人の多さに驚いたことをインスタグラムで振り返っていた。その場にいた人々の事情を配慮した上で《スーパーで働いてる従業員さんのことも考えなくちゃだったり、自分はとか自分たちはじゃなくて、生活が最低限出来るところまで我慢したり、外出しない、人混みに行かないを徹底しないといけないんだと思います》と呼びかけた。
そうしたなかで業界団体が警鐘を鳴らした背景には、“不特定多数の人との接触が避けられず、感染の危機に晒されている従業員を守りたい”という思いが込められているようだ。
「長期にわたる“コロナ疲れ”でストレスが溜まっている人も多く、従業員に高圧的な態度で接する人もいるそうです。また“3密”を避けるよう喚起されているなか、家族総出で来店する人も。その結果として感染リスクを避けてアルバイトが辞めていくなど、人員不足も生じています」(流通関係者)
企業の中には現場で奮闘する従業員を労うため、「特別手当」を支給する動きも出ている。各紙によると大手ドラッグストアの「スギ薬局」は、パート・アルバイト含む全従業員に「特別手当」を10日に支給したという。大手スーパー「ライフ」もパート・アルバイトを含めた全従業員に総額約3億円の「緊急特別感謝金」を支給するという。
そんな最前線で働き続けるスタッフに対して、感謝の声が広がっている。
《緊急事態宣言の出ている中 医療現場はもちろん爽やかに対応してくださるコンビニ店員さん スーパーの方々 ドラッグストアの方々 ライフラインに携わる人たち みんなありがとう》
《医療機関はもちろん、ライフラインを守るために働かなければならない人たちがいる。その人たちのことも忘れてはならない》
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