雅子さま 宮中の祈り…天皇陛下と案じられる医療現場の窮状
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「現状、皇族方のご公務の予定はまったくの白紙状態です。国事行為として天皇陛下が臨まれる国務大臣らの『認証官任命式』さえも、今月から実施が見送られています」
宮内庁関係者は、皇室にも重くのしかかる新型コロナの影響をそう語った。
天皇皇后両陛下は4月28日に公益社団法人日本経済研究センターの岩田一政理事長を赤坂御所に招き、新型コロナが経済に及ぼす影響などについてご進講を受けられた。両陛下はこれまでにも、4月10日に新型コロナウイルス感染症対策専門家会議の尾身茂副座長、15日には厚生労働省の鈴木康裕医務技監からご進講を受けられてきた。
「ひとつの事象に関して、さまざまな立場にある専門家の人たちから多角的に知見を聴取するのが皇室流の学習の在り方なのです。陛下と雅子さまのご意向を受けて、宮内庁は現在、看護協会関係者や薬剤の研究者、WHOの関係者などからのご進講も調整しているそうです。今後もさまざまな分野の専門家が次々と皇居に招かれることになるでしょう」(皇室担当記者)
天皇陛下と雅子さまは、現場の最前線で新型コロナに立ち向かう医療従事者たちを、とくに深く案じていらっしゃるという。