“桜ソングNo.1”桜坂から20年、福山雅治の開花伝説
歌手デビューから30年、“春の定番曲”ともなっている『桜坂』から20年。福山雅治(51)は多くの偉業を達成している。そこで、本誌編集部が、数字で見る福山の“満開”伝説を徹底的に調査した。
【229.9万枚】『桜坂』は記録的大ヒットに!
’00年4月にリリースされた15枚目のシングル『桜坂』。229.9万枚という同曲の売上げ枚数は、10枚目のシングル『HELLO』(約187万枚)を超えて、自己最高記録を更新。
曲名のモデルとなった場所は、東京都大田区に実在する桜坂。かつて福山が、桜坂の近所に住んでいたことはファンであればご存じだろう。
日本に数多くある“桜ソング”のなかでも、CD売上げ枚数は『桜坂』がダントツ。
同じく“春の定番曲”として知られる森山直太朗の『さくら(独唱)』に100万枚以上の差をつけている。
〈主な“桜ソング”のCD売上げ枚数〉
1位『桜坂』(’00年4月)福山雅治/売上げ数:229万枚
2位『桜の木になろう』(’11年2月)AKB48/売上げ数:108万枚
3位『さくら(独唱)』(’03年3月)森山直太朗/売上げ数:105万枚
4位『さくら』(’05年2月)ケツメイシ/売上げ数:96万枚
5位『SAKURAドロップス』(’02年5月)宇多田ヒカル/売上げ数:68万枚
【2,800枚→2,410万枚】CDの総売上げ枚数は“歴代1位”
’88年、映画『ほんの5g』に出演し、俳優として芸能界デビューを果たした福山。’90年3月に『追憶の雨の中』をリリースし、シンガーソングライターとして歌手デビュー。1枚目のシングルである同曲の初回出荷枚数は、わずか2,800枚だった。
その後、自身も出演したドラマ『愛はどうだ』(’92年・TBS系)の挿入歌『Good Night』(約31万枚)を皮切りに、ヒット曲を連発。歌手デビューから30年で、シングル32枚、アルバム11枚をリリースした。
総売上げ枚数は、2,410万枚超にも。この記録は、男性ソロアーティスト歴代1位だ。
【1,700人→38万2,000人】ツアーの動員数は約224倍にも
シンガーソングライターとしてデビュー後、’91年には福山の初のライブツアー「LIVE WHO WOW」が東京・名古屋・大阪で行われた。同ツアーの観客動員数は、およそ1,700人。福山本人も、歌手デビュー当時を「ひたすらトライ&エラーを繰り返す状態」と振り返っている(『SWITCH』’15年8月号)。
“苦悩”の下積み時代が続いたが、’94年の全国42カ所で行われたライブツアー「WE’RE BROS. TOUR 1994 LIVE ON AND ON」では、全50公演で約11万人を動員。
今秋開催が予定されているデビュー30周年を記念した全国ツアー「WE’RE BROS.TOUR 2020-2021」の動員人数の規模は、全44公演でおよそ38万2,000人!初ツアーの約225倍にもなる数字だ。
コロナ禍が収束しさえすれば、今年も“ましゃの晴れ舞台”が見られるはずだが……。
※CDの売上げ枚数についてはオリコン調べ。
「女性自身」2020年5月12・19日合併号 掲載
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