2020年5月22日 11:00
会社が倒産、休業で収入減…新型コロナのピンチにもらえるお金
新型コロナウイルス感染拡大の余波が長引くなか、休業やリストラで収入が減り、生活がピンチに陥る家庭が急増している。
「家賃や光熱費の支払い猶予がないとき、焦って消費者金融やクレジットカードのキャッシングでお金を工面しようとする人もいますが、返済の利率がとても高くつくためそれは避けましょう。想定外の事態が起きている今だからこそ、国や自治体が整備している頼みの綱、すなわち“セーフティネット”の活用を検討すべきです。すでに全国の自治体で申し込みを受け付けていて、要件のハードルも下がっているので、生活に困ったことがあったら自治体に電話をかけて相談してみましょう」
そうアドバイスするのは、社会保険労務士、ファイナンシャルプランナーの井戸美枝さん。国民1人あたり10万円が支給される「特別定額給付金」の支給がスタートしたが、大半の人はまだ受け取れておらず、さまざまな支払い期限を前に困っている人も多い。そこで、コロナ禍でのリストラや収入減のピンチに陥った際、給付の対象となりうる制度を井戸さんに解説してもらった。急激な収入減のピンチにもらえるお金は次のとおり。
【会社をリストラされてしまった】
制度名:失業給付
給付額・条件など:基本手当日額(賃金日額×約50〜80%)