夏の暑さが第2波到来に影響…熱中症対策で換気できず“密”に
6月からの登校開始を発表する学校も(写真:時事通信)
緊急事態宣言が解除された今後、外出時に気をつけるべき点を「のぞみクリニック」の筋野恵介院長に聞いた。
「役所などでは、いまはオンラインで手続きを済ませられることも増えています。オンラインで申請できるものはオンラインを使うことも対策になります。飲食店に関しては、店側が座席をひとつ置きにするなどして距離を取れるようにしたり、入場制限するなど、努力と工夫が必要です」
帝京大学大学院公衆衛生学研究科の高橋謙造教授は、交通機関を利用する際にこんな対策を取っているという。
「私は電車に乗った後は、衣服が触れる部分はアルコール消毒をしています。やりすぎと笑われるかもしれませんが、まだまだこの状況下では、“やりすぎ”ということはないと考えています。自粛解除イコール“もう大丈夫”ではないので、くれぐれも勘違いしないでほしいですね」
これから日本は夏を迎える。3密を避ける生活を送るうえで、“暑さ”も今後に影響を及ぼす可能性があると、筋野院長は指摘する。
「これからの季節は、注意が必要でしょう。それは、夏だと換気が難しくなるからです。春なら窓を全開にしておいても問題ないですが、換気のためとはいえ、学校や介護施設などで猛暑のなか窓を開けっ放しにしておけば、クーラーも効かず熱中症のリスクも生じる。ですから、換気対策が今後の課題になりそうです。
ただし、クラスターの発生を完全に防ぐことは難しい。症状のない軽症者は感染が確認されるまでわかりませんから、1人の感染者が集団に入り込んでしまえば、感染が拡大する可能性はあるのです。マスクをする。毎日体温を測る。
可能な限り、人と接触しない。そうしたことに気をつけて、われわれは日常生活を送るしかないのです」
解除されたことで生じる“気の緩み”が集団感染につながりかねない現実を忘れてはいけない。
「女性自身」2020年6月9日号 掲載
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