速水けんたろうが語った家族のコロナ闘病「妻は死も覚悟…」
「医療従事者の方たちには、本当によくしていただきました。防護服をまといながらも危険をかえりみず、医師の先生、看護師さんたちが、いろいろと気にかけてくださいました。私たち夫婦が不安になっているときにも励ましてくださって……、感謝の言葉しかありません」
そう語るのは、『おかあさんといっしょ』の8代目うたのおにいさんで歌手・声優の速水けんたろう(58)。
4月8日に新型コロナウイルスの感染を公表し、1カ月近い入院生活をおくった彼が、闘病を振り返るとともに、現在の生活について語ってくれた。
「発症したのは4月3日のことでした。全身の痛み、特に腰に強い痛みを感じて、熱を測ったら38度近く。4月7日にPCR検査で陽性反応が出てしまったのです」
陽性反応にショックを受けた速水をさらに打ちのめしたのは、妻の感染も判明したことだった。
「きっと僕が(ウイルスを)自宅に持ち帰ってしまったのだと思います。
同居している妻と次男の家族3人が陽性という結果でした。僕より妻の症状が重かったのも申し訳なく思っています。
僕が入院後に4~5日ほど発熱が続いたのに対して、妻は2週間ほど高熱が続き、ようやく平熱に下がったと思ったら、2~3日後に再び39度以上の高熱が3日間続きました。