2020年6月12日 16:27
「スタバをボイコットしよう」が話題、差別抗議運動が引き金に
(写真:AP/アフロ)
米国では、黒人差別に対する抗議運動「Black Lives Matter(BLM)」が全土に広がりつつある。個人のみならず、マクドナルドやスターバックス、ウェンディーズなどの大企業も活動理念に賛同の意を示し、寄付などを行っている。
しかし、現在Twitterでは「#BoycottStarbucks(スターバックスをボイコットしよう)」というハッシュタグがトレンド入りしているのだ。一体何が起こったのだろうか。
スターバックスは4日、「私たちは黒人の従業員、顧客、コミュニティのために行動を起こし、学び、サポートすることに全力を注いでいます。人種的公平性を促進する機関に対し、スターバックス基金から100万ドルを拠出します」と声明を発表。BLMに寄り添う姿勢を明らかにしたが、社内では真逆とも言える対応が取られていた。
米BuzzFeedは、スターバックス本部から店舗マネージャーに送られた「ドレスコード・ポリシー」というタイトルのメモを入手。
そこには、BLM支持のメッセージを込めたTシャツやピンズの着用を禁止するとの方針が明記されていた。その理由として、そういったメッセージ性のあるアイテムを身に着けることは、安全性や顧客との関係、スターバックスのパブリックイメージを害する恐れがある、と書かれている。