くらし情報『元WHO委員危惧する強毒化…増殖力に270倍差の実験結果も』

2020年6月16日 11:00

元WHO委員危惧する強毒化…増殖力に270倍差の実験結果も

専門家会議では第2波への懸念が……(写真:時事通信)

専門家会議では第2波への懸念が……(写真:時事通信)



「世間では第2波と騒がれていますが、現状でいえばまだ第1波が続いているという認識です。これから第2波到来となれば、ウイルスが“強毒化”していく可能性は十分あります」と警鐘を鳴らすのは、NPO法人「医療ガバナンス研究所」理事長の上昌広氏だ。

全国で緊急事態宣言が解除されたものの、東京都や北九州市などでは早くも感染者が増加中。本格的な第2波到来への危機感が高まっている。そんななかで危惧されているのが、新型コロナウイルスの“強毒化”だというのだ。元WHO専門委員でハーバード大学院卒の医学博士・左門新氏もこう語る。

「新型コロナウイルスは現時点で大まかにいうと、『武漢型』『欧州型』『欧米型』の3つに分けられています。そのなかで『武漢型』は死亡率が低いことから、“ウイルスの特性が違うのではないか”ともいわれています。


そして中国の研究者がサルの細胞を使って実験したところ、増殖の度合いが型によって最大で270倍も異なっていたそうです。増殖力の高いウイルスに感染させた細胞は死亡しており、“型によって毒性が違う”ということが初めて実験で確認されました。

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