コロナ禍で夫婦ゲンカ頻発…この映画が「夫婦仲」を改善!
「コロナによる外出自粛を機に、これまでよりも、夫婦でいっしょに過ごす時間が増え、ケンカをする頻度も増えていると聞きます。それを劇的に改善する方法は、いっしょに映画を見ることです」
こう話すのは、映画好きで知られる心理研究科の御瀧政子さん。えっ、いっしょに映画を見るだけで夫婦仲が改善するんですか?
「映画というのは、そのほかの総合芸術に比べても、作る時間、人材、資金が膨大にかかっています。それが2時間前後に集約されて、しかもDVDソフトなら、繰り返し見ることができる。単に画面に向かっているようで、じつは目、耳、肌感覚など、人の五感を通して、大きなエネルギーに包まれているんです。夫婦で、それを共有することで、お互いに対する思いが確実に変化するんですよ」
ひとくちに不仲と言っても、その原因はさまざま。そこで、今回は不仲の原因を分類。年間百本以上の映画を見ているという御瀧さんが、それぞれの不仲の原因を改善するのにマッチする映画ベスト3を厳選。
■「大ゲンカしてしまった夫婦」向け
【1位】『RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ』(2011年/蔵方政俊監督)
「夫婦というのは、感謝の気持ちをうまく表現できず、自分の思いを押しつけてしまいがちです。