世良公則コロナ時代に“政治発言”連発 根底に43年間のロック魂
ギターケースからヴィンテージのアコースティックギターを取り出すと、滑らかな指の動きに合わせて、次々にメロディを紡ぎ出していく。
「息抜きでギターを触っても、いつの間にか真剣に弾き始めて、気がつけば何時間もたっている。こんな性格だから、自粛生活を余儀なくされているのに、集中し過ぎて過労気味なんですよ」
自嘲気味に語るのは、『あんたのバラード』『燃えろいい女』など、今なお歌い継がれる名曲を世に送り出した、世良公則(64)だ。
多くのミュージシャン同様、世良もまた新型コロナウイルスの感染拡大により、予定していたライブを延期、または中止し、収入が途絶えた状態だ。そんな状況でも、コロナ禍による音楽業界への危機的状況を改善するため、Twitterを通じ、政治的な発信を繰り返している。
《緊縮派のドイツに続き英国も付加価値税20%から5%に減税事の深刻さを感じる日本政府「消費税10%にする為にどれだけ苦労した事か」と強調し減税は考えられないとする》
《人々の政治への無関心が、長年誰かにとって、都合の良い事になっていないかどうせ自分の1票なんてと思わず、その1票でしか変えられないのが政治だ》
先日は、自民党音楽文化振興議員懇談会で、エンタテインメント業界の現状報告と、世良なりの要望を伝えた。