2020年8月2日 18:09
三浦春馬さんが変えた社会…自ら作品提案でALSの認知広めた
7月18日にこの世を去った三浦春馬さん(享年30)。
4歳から芸能生活を始め、10代の頃にはすでに大活躍だった。そんな彼は、演じることで社会にメッセージを送りたかったようだ。
「三浦さんは若いころから、仕事を通じて社会貢献がしたいと考えていました。そのキッカケはエイズ啓発運動『Act Against AIDS』のライブイベントに参加したこと。お客さんを楽しませることが誰かへの支援につながるという点に感激したそうです。
そういったこともあり、マイノリティに寄り添う芝居には特にやりがいを感じていたそうです」(舞台関係者)
三浦さんが、自ら提案した作品がある。筋肉がだんだんと力をなくしていくという難病のALSを題材にした、14年1月期のドラマ「僕のいた時間」(フジテレビ系)だ。
「三浦さんはあるドキュメンタリー作品を観てALSに関心を持ち、プロデューサーに直訴。ALSについての勉強はもちろん、役作りのために10キロ以上も減量していました。
彼はもともと研究熱心な性格。動かない手で字を書く際の所作など、『よく観察している』と評判でした。同作で、三浦さんは第51回ギャラクシー賞の個人賞を受賞しています」