2020年8月15日 06:00
シークエンスはやとも「会話に紛れ込んだ知らない女性の声」
その霊能力のために、楽屋では霊視を求める先輩芸人たちが行列をつくることもあるという、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の“霊がよく見える”ピン芸人・シークエンスはやとも(29)。『ホンマでっか!?TV』などへの出演も話題になり、この夏、本誌連載『ポップな心霊論』をまとめた初の著書『ヤバい生き霊』(光文社)も発売。
その発売を記念して、シークエンスはやともが、暑い夜を涼しくさせる真夏の実話怪談話を。ポップさゼロ、背筋も凍る幽霊の話とはーー。
■友人たちと入ったおばけ屋敷。暗闇に知らない女性の声が……
学生時代、友達カップルと一緒に、遊園地へダブルデートに出かけたときのことです。朝からアトラクションで遊びまわって、夕方にさしかかったころ、かなり怖いと有名なおばけ屋敷に入ることになりました。
まず僕たちカップルが先に中へ。
だけど途中で、あまりの恐怖に2人とも足がすくんでしまい、先へ進むことができなくなりました(本物の幽霊に慣れていても、おばけ屋敷の演出は怖いんです……)。
そこで、後からくるはずの友達カップルと合流するため、その場で待っていることにしたんです。しばらくすると「なんでこんなところで止まってんの?」