くらし情報『なぜ大阪だけ重症患者数が突出?背景に“隠れ感染者”指摘も』

2020年8月28日 15:50

なぜ大阪だけ重症患者数が突出?背景に“隠れ感染者”指摘も

新型コロナウイルス感染拡大が止まらない大阪。

新型コロナウイルス感染拡大が止まらない大阪。



大阪の新型コロナウイルス感染拡大が止まらない。8月19日、大阪府での新規感染者数は187人。東京都の186人を上回り、全国最多となった。さらに特筆すべきは、重症患者の数だ。16日、大阪府の重症患者数は過去最高の72人を記録した。これは、東京都の2倍以上という異例の多さなのだ。


「7月1日時点での重症患者数は3人だけでしたが、わずか1カ月で激増しています。原因として、高齢者の感染が増えていることも指摘されています。府の発表によると、新規感染者の6割が40歳以上だったと判明。高齢者施設でのクラスターも確認されています。つまり若者だけでなく、抵抗力の弱い高齢者にも感染が拡大。結果、重症患者も増えているというわけです」(全国紙記者)

だが高齢者の感染増加は、最近だとほかの地域でも見られるという。ではなぜ大阪だけ、重症化が特に進んでいるのか。公衆衛生学に詳しい関西大学社会安全学部の高鳥毛敏雄教授はこう指摘する。


「大阪は、私たちの見えないところでの市中感染がかなり広がっていると考えられます。仮にPCR検査の実施件数が十分で、かつ感染状況をすべて正確につかめているとしましょう。

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