くらし情報『「閻魔の前で漫才を」内海桂子さん語っていた亡き相方への思い』

「閻魔の前で漫才を」内海桂子さん語っていた亡き相方への思い

「閻魔の前で漫才を」内海桂子さん語っていた亡き相方への思い


8月22日に亡くなった内海桂子さん(享年97)。実は本誌97年10月28日号で、桂子さんは相方・好江さん(享年61)との48年にもわたる漫才生活を回想。好江さんが亡くなってすぐの取材だったが、多くの思い出を語ってくれていた。

38年、16歳で漫才師になった桂子さん。そのデビューは夫婦漫才ユニットの、女性側の代役というものだった。そして12年後の50年、好江さんと漫才コンビ「内海桂子・好江」を結成した。

結成当時、好江さんは14歳!そのいっぽう両親はどちらも漫才師という“サラブレッド”でもあった。そのため、桂子さんは「厳しくした」と語っている。


「なまじ楽屋を知っているものだから、偉い浪曲の先生にふざけたりしたら、鼻持ちなんないガキになってしまう。だから、きびしくしましたよ。『内海桂子は鬼ババだ』って言われたもの」

しかし、その厳しさがたたったこともあったという。

「NHKの漫才コンクールに3回も落っこって、『こっちは15年もやってんだ。おまえが悪いんだよ!』って言ったら、夜中に睡眠薬飲んじゃってね。飲みすぎたからよかったんだけど、適量だったら死んでいたんだって。お母さんに申しわけなくてね。

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