コロナ禍で夫にイライラしないための「問題点返しの術」とは
男性脳と女性脳ではとっさにとる行動が真逆にデザインされているので、長時間一緒にいること自体が不自然なのだそう。男性脳を上手に操ってストレスを解消ーー。
「今回のコロナ禍や政府の推奨する働き方改革により、現在リモートワークで働く人が増加しています。夫婦が一緒に過ごす時間がこれまでより長くなり、ストレスを抱くようになっている妻が増えているのです」
そう言うのは、著書『夫のトリセツ』(講談社+α新書)などで人気の脳科学・人工知能研究者の黒川伊保子さん。「夫が家にいるようになって、イライラする!」という妻の不平不満、実は自然の摂理だと黒川さんは言う。
そもそも人類の脳は、男は外へ狩りに出るため、女は子どもを育てるために進化したので、同じ場所で一緒に過ごすようには作られていない。長時間一緒にいること自体が不自然なのだ。
「男性脳と女性脳では、とっさにとる行動が真逆にデザインされています。
そのおかげで、お互い不得意なことを補い合えるし、助け合えるのですが、その一方で、ひとつの空間に閉じ込められていると、お互いにストレスを感じてしまうもの。だから、コミュニケーションをとる以前に、すでに夫の態度に腹を立てている妻が多いのです」