2020年9月23日 11:00
脚本家・中園ミホが持つ占い師の顔、大物を鑑定した経験も
20代半ばまで活動し、政財界の名だたる大物を鑑定することもあったという。
「占いの大家・今村宇太子先生のアシスタントをしていたのですが、先生は霊感が強く、負のエネルギーを持った人が来ると『今日はあなたが占って』と言うことも。それで、代理で私が鑑定することが増えていったのです」
中園さんの占い人生は14歳に遡るが、そもそも今村先生は母親の親友。ある日、中園さんを占ってくれる機会があり、「心の中をズバリ言い当てられ、感激した私はぜひ先生に占いを教えてほしいとお願いしました」と当時を振り返る。
このときは「あなたはまだ子どもだから人生経験を積んでからね」と言われてしまうが、諦めきれない中園さん。その後も、今村先生が常に携帯する手帳をこっそり書き写したりしていたところ、「そんなに知りたいのなら」と、師のもとで修行することを許される。そこから四柱推命と数気学をベースにした独自の占い手法を学んでいくことになる。
「『まずは1,000人鑑定しなさい』と言われたんです。
高校の文化祭ではクラスメートたちが作ってくれた『荻窪の母』という看板を掲げた占いのお店を出して、卒業までに1,000人占うというノルマをクリアしました」