【ポップな心霊論】「カーナビに従ってたどり着いた場所は……」
(イラスト:マユボンヌ)
その霊能力のために、楽屋では霊視を求める先輩芸人たちが行列をつくることもあるという、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の“霊がよく見える”ピン芸人・シークエンスはやとも(29)。『ホンマでっか!?TV』などへの出演も話題になり、この夏初の著書『ヤバい生き霊』(光文社)も発売。『ポップな心霊論』は、そんな彼が人生で見てきた霊たちや霊現象などを紹介していくコラム連載!
【地方の営業で怖い思いをしました】
以前、友達の紹介で、関東近郊のとある施設まで営業に行きました。その友達が、僕とマネージャーさんを乗せて、車で送ってくれたのですが、先方から指定された住所をカーナビに入れると、範囲があまりに広すぎて、くわしい場所がわからなかったんです。
そこで、とりあえずカーナビが示すところまで行ってみることになり、東京から数時間かけて目的地周辺に着きました。ただ、それらしき建物はまったく見当たりません。そこで、僕とマネージャーさんがスマホで地図を調べると、なぜか2人の現在地がぜんぜん違うところに表示されていたんです。
そのとき、営業先の担当者の人から電話がかかってきて「今、目の前を通り過ぎましたよ」