新舎へお引っ越しのシンシン(写真提供:〔公財〕東京動物園協会)
「前よりも近くて見やすい」「お手振りもらいました!」と大興奮の来園者たち。
9月8日に一般公開された上野動物園の新ジャイアントパンダ舎「パンダのもり」に、リーリー(15)とシンシン(15)がお引っ越しした。年内に中国返還予定のシャンシャン(3)は、検疫などの問題があり、今までどおり旧舎での生活だ。
新舎は旧舎の約3倍の広さがあり、生息地の中国・四川省の豊かな自然を再現しているため繁殖の可能性が上がると見込まれており、「早くシャンシャンの妹か弟が見たいです」と大阪などから来園したパンダマニアさんたちも期待に胸を膨らませていた。
一方、神戸のヒーロー的存在として20年間、神戸市立王子動物園で人々を癒しているタンタン(24)は、年内に中国返還が決まっているため、9月16日が日本での最後のお誕生日となる。
コロナ禍の影響で、返還の日は決まっていないが、お誕生日には、全国のファンが撮った写真が収められた写真集が発売され、王子動物園からは特別なプレゼントが贈られる。
「女性自身」2020年9月29日・10月6日合併号 掲載