元ペア代表・高橋成美明かす次の夢「カメレオンのような役者に」
夢は「カメレオン役者」だ。元々スケーターとしても、プログラムごとに“成りきる”ことに定評があった。映画『パラサイト半地下の家族』の父役のソン・ガンホの存在感に衝撃を受けた。
「私自身は、町を歩いていてもなじめる普通のタイプだと思っています。だからこそ、ソンさんのように日常の中にいそうだけれど存在感のある俳優になりたい。そして与えられた役ごとに本気で取りくんでカメレオン役者といわれたら、いちばんの誉め言葉です」
週に2回、レッスンにも通っているが、フィギュアと芝居との違いも感じている。
「体での表現と、お芝居の言葉を使っての感情表現は、似て非なるもの。振り付けを覚えるのは得意ですが、セリフの暗記が難しい。
そこで、振りをしながらセリフを覚えてみると、すぐに体にも頭にも入ることを発見しました」
■日本の文化を世界に発信していきたい
大好きなアニメの声優の仕事や、語学力を活かした仕事もしたいと考えている。「第二の母国語の中国語や、英語などを活かして、日本文化を世界に発信していきたいんです」
学業や女優業と並行して、コーチとして後輩の育成も行っている。
「ゆづが次のオリンピックに出るときに、私が携わるペアの子のコーチとして一緒にオリンピックにいけたら、夢のようですね」