『香水』瑛人 バイト先店主語る最低賃金からの成り上がり人生
当時からやっぱりいい声で、聞いてて素直に『うまいなぁ』って思いましたね」
夢を実現するために、バイト中も練習に励んでいたようだ。だが彼は店にとってかなりの戦力だったという。
「去年の12月ごろ、瑛人くんの勤務中に僕がちょっと用事で店を離れなきゃいけないときがあったんですよ。それで『悪いけど少しだけ一人で店やっててくれる?』って頼んだんです。用事を済ませ、店に戻るとお客さんが十数人も来ていて、それを彼が一人で回してくれてました。
自分でオーダー取って、ドリンク出して、ハンバーガー焼いて……。あのときは本当に感心しましたね。瑛人くんは元気があってハキハキしてて、根性もあります。
見た目以上にたくましいコなんです。『香水』は失恋ソングですが、彼はいつもニコニコしてるし、けっこうモテると思いますよ」
さらに湯浅さんは瑛人のこんな一面についても語ってくれた。
「彼はあれで結構おっちょこちょいなところがあるんですよ。以前、お店のスタッフを連れてアメリカに研修旅行に行ったことがあるんです。そのときにロサンゼルスの大きなフリーマーケットに寄って、しばらく自由行動にしたんです。
ホテルに帰ったあと、瑛人くんに何を買ったか尋ねたら『これ買ったんすよ!めっちゃかっこよくないっすかぁ!?』って紫色の上着を興奮気味に見せてくれて。