くらし情報『学術会議問題 政府が連発する「総合的、俯瞰的」の本当の意味』

学術会議問題 政府が連発する「総合的、俯瞰的」の本当の意味

(C)JMPA

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《最高権力者の説明であっても、分からないことは分からないと問い詰めるのがジャーナリストではないか。総合的、俯瞰的と言われて意味が分かった人は、日本に何人いるのだろう》

ツイッター上でそう指摘したのは、法政大学教授の山口二郎氏だ。菅義偉首相(71)が日本学術会議の会員候補だった学者6人の任命を見送った問題で、政府側が乱発しているのが「総合的、俯瞰的(ふかんてき)」という表現だ。

「総合的、俯瞰的活動を確保する観点から判断をした」

10月5日に行われた“グループインタビュー”で、菅首相は6人の任命を行わなかった理由をこう説明した。このインタビュー中、菅首相は「総合的、俯瞰的」という言葉を5回にわたって繰り返した。加藤勝信官房長官(64)も定例会見で毎日のように「総合的、俯瞰的」という表現を使っているほか、10月7日の衆議院内閣委員会の質疑では三ッ林裕巳内閣府副大臣(65)ら政府側の答弁者が数十回にわたって乱発している。

だが、この言葉がいったい何を意味するのかわからないという声が、ツイッター上で相次いでいる。格闘家の高田延彦氏(58)はこうツイート。


《菅氏の総合的、俯瞰的に判断て、この説明じゃサッパリ分からないなー。

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