柴咲コウ「10歳のころは集団行動に馴染めない女の子だった」
(撮影:秋倉康介)
「主人公が何年かの眠りから目覚めるーー。プロットの段階で決まっていたことはこれだけでしたが、最終的にタイトルを聞いてしっくりきました。35歳なのに少女という対比は魅力的ですし、想像力をかきたてられます」
そう話すのは、新ドラマ『35歳の少女』(日本テレビ系・10月10日土曜よる10時スタート)で25年の眠りから目覚めるヒロインを演じる柴咲コウ(39)。心は10歳なのに体は35歳という難役だが、あえて年齢に縛られない役づくりを心がけた。
「世間では、35歳だから、という思い込みに時にとらわれすぎていると感じていて。自分という人間は年齢に関係なくずっと自分で、根幹は変わらないんだろうと思います」
子どものころは保育士さんになるのが夢だったというが、どんな少女だったのか。
「私が演じる望美は明るくて天真らんまんで、太陽のような温かみのある子ですが、私はどちらかと言うと月タイプ。自ら発光するというより、何かの光を受けて“へへへっ”ってやるのが好きでした(笑)」
10歳のころで思い出すことは……。
「このくらいの年齢って、集団生活が色濃くなる時期なんですよ。とくに女子は。