退学選ぶ大学生が急増中!辻教授が愛のアドバイス(JINSEIのスパイス!第92回)
【今週の悩めるマダム】
今年4月、娘が東京の大学に入学したのですが、退学すると言い始めました。コロナのせいで、入学してから一度も大学に行けていません。大学以外はもとに戻り始めたのに、ずっとオンライン授業が続いています。夢のキャンパスライフがコロナに奪われた、と。いくら説得を試みても、やめるの一点張りです。(長野県在住・50代主婦)
どの大学も大体同じ状況ではないでしょうか。日本中の、いえ、世界中の大学が、オンライン授業への移行を進めているというニュースをよく目にします。娘さんのお気持ちも十分に理解できますが、大学でクラスターが発生してしまうと、大学側の管理が批判されてしまいます。
大学側の苦しい舵取りが続いているのも事実です。
ここ最近のコロナは弱毒化しているのか、重症化はあまりしないかわりに、逆に感染力を増しているそう。とくに若者の感染者が増え続けていますね。「自分たちは重症化しないから大丈夫」と思って軽率な行動をする若者も、残念ながら一定数いるのです。大学としては、コロナが落ち着くのを待つしかないのだと思います。ただじっとしているわけにもいかないので、オンライン授業と対面授業の併用をしているところが多いようです。