2020年10月22日 22:00
植松死刑囚の出展する展示会が物議 遺族への配慮欠くと批判も
10月23日から25日まで、東京・松本治一郎記念会館で開催される「死刑囚表現展2020」。
16年7月に障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者ら46人を殺傷した植松聖死刑囚の作品も出展されるとして、物議を醸している。
神奈川新聞「カナコロ」によると、「安楽死の法制化」「大麻合法化」「美容整形の推進」といった独自の「政策」を角2サイズの茶封筒に書き連ねたものが展示されるという。
記事に掲載された写真には「美は善行を産み出すため、整形手術は保険適用します」「地球温暖化を防ぐため遺体を肥料にする森林再生計画に賛同します」など、植松死刑囚のつづった文章が。
このような企画を受けて、被害者の遺族からは「何ら贖罪の気持ちがない」と不快感や嫌悪感を表す声が上がっているという。
「昨年は08年に秋葉原通り魔事件を起こした加藤智大死刑囚や、15年に寝屋川市で中学生2人を殺害した山田浩二死刑囚も出展。山田死刑囚は、控訴を取り下げたことで死刑判決が確定しました。応募作品は自分の描いたイラストで、『どうして死刑確定者になってしまったんだろう』『助けて下さい!』など後悔を訴えるものでした。
山田死刑囚は、今年も出展者として名を連ねています。