くらし情報『小児ICUで赤ちゃん抱っこし続けたボランティア、86歳で亡くなる』

2020年11月19日 17:40

小児ICUで赤ちゃん抱っこし続けたボランティア、86歳で亡くなる

小児ICUで赤ちゃん抱っこし続けたボランティア、86歳で亡くなる


米アトランタ小児医療センターの集中治療室(ICU)で、14年間にわたりボランティア活動を続けてきたデイヴィッド・ダッチマンさんが先週土曜、86歳で亡くなっていたことがわかった。地元テレビ局11Aliveが報じている。

長年従事していたマーケティング職からリタイアした2005年、ダッチマンさんは仕事以外に打ち込めるものを探してICUでのボランティアにたどり着いた。毎週火曜日は小児ICU、木曜は新生児ICUへ赴き、両親が不在の赤ちゃんを優しく腕に抱いて子守歌を歌いながら眠らせる。保育器から出られない赤ちゃんの場合は小さな手を優しく握り続けた。こうした触れあいが功を奏して赤ちゃんのミルク飲みが良くなったり、退院時期が早まることもあったという。我が子を見舞うために不安を抱えながらICUに日参する親の話し相手にもなった。彼はいつしか「ICUグランパ」と呼ばれ、赤ちゃんとその家族、そして病院スタッフにとってなくてはならない存在となっていった。


2017年にメディアがダッチマンさんの活動を取り上げると世界中で報じられ、日本でも知られる存在となっていた。

「ボランティア活動は、間違いなく彼の人生を豊かにしてくれたと思います。

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