2020年11月30日 06:00
「私の役割は元気の照射」妻語る笠井アナの“全身がん”闘病
ただ、先生が『悪性リンパ腫は数じゃない。抗がん剤がどれだけ効くかが大事』と話すのを聞いて、じゃ、やっぱり、きちんと治療をすれば大丈夫なんだと思い直すことができたんです」
19日、『とくダネ!』(フジテレビ系)で病気を公表した笠井さんは、その日のうちに都内の病院に入院。いったんは死を考えたことを否定しなかった。
「子供のころからしゃべる仕事がしたくて、運よくやりたい仕事もできて、まあ、『これでよし』と、自分を納得させようとした時期もありました。でも、すぐに『それじゃいけない』と思うんです。2つだけ、大きな心残りがありました」
1つは、やっぱり仕事。そして、もう1つ。
「その冬、三男をスキーに連れていく約束を果たせていなかった。
末っ子の三男は、自分からどこかへ行きたいとか言ってくるタイプじゃなかったので、これ、やらないで死ねない、家族を置いて僕は逝けないんだと、思い直すことができたんです」
〈髪の毛が抜け始める〉(6日)
〈29年間、はずしたことのない結婚指輪をはずす。指のむくみがひどくて〉(15日)
〈シャワー中に倒れる〉(16日)
年が明け20年1月になると、笠井さんのブログには抗がん剤治療による副作用の様子が連日、報告されるようになる。