2020年12月7日 06:00
河野太郎大臣の行革スピード 迅速さに研究者から絶大な支持
と指摘した。
「文科省が指定していたワードの様式がものすごく使いにくかったんです。記入欄の周りを四角く囲った『枠』があり、図などを挿入するたびに罫線がズレるんです……。何か記入する度に様式が崩れては修正を繰り返すという無駄で面倒な作業をずっと強いられてきました。科研費が”当たる”かどうかは、研究者にとって天国と地獄の分かれ道となる死活問題なので、みんな2週間から1ヶ月はかけて必死で作成します。しかし、以前のワードの仕様は明らかな欠陥。研究者の本来の研究の時間と心の健康をかなり奪っていたと思います」(前出の研究者)
「Word罫線問題」を知った河野氏は、ツイッターで次のようように質問。
《このワードの設定とか罫線とかの話、詳しく教えてください。
文科省はシステムの次期更新まで改善できないと言ってますが、ホント?》
前出の研究者は次のように話す。
「ワードの書式の問題なのに、システムを変更しないとできないってどんなシステムですか(笑)。システムと書式はもちろん別問題です。疑問を呈した研究者に、『罫線などを揃えることで熱意が伝わる』と言い放った役人もいたそうですが、明らかに文科省のやる気の問題です」