肩ギャング、結膜セレブ……いくつわかる? 韓国「秀逸ネーミング」5
広くがっしりとした肩を持ち、「肩ギャング」と呼ばれるヒョンビン(写真:アフロ)
「韓流エンタメの特徴の1つとも言えるのが、面白おかしい“推し”へのニックネームや、造語。例えば、社会現象ともなった『愛の不時着』でも、“顔天才”“母胎ソロ”など、秀逸な造語が話題となりました」
そう語るのは、韓流エンタメに精通している映画プロデューサーTさん。
近年、国を挙げて推進している韓国エンタメは成長が目覚ましく、カンヌ国際映画祭でパルムドール賞を受賞した『パラサイト 半地下の家族』、アルバムがアメリカのビルボードチャートで1位を記録するなど世界中で人気のK-popグループ「BTS(防弾少年団)」、前述の『愛の不時着』をきっかけに日本で起きている韓流ドラマブームなど、その躍進ぶりは枚挙にいとまがない。そんな昨今の韓流カルチャーだが、観る者の心を掴むエンタメの実力は、「ネーミングセンス」にも如実に反映されているとTさんは語る。
「『それ、褒めていますか?』というギリギリラインのニックネームは韓国独特のセンス。“推し”を応援したいという国民のエネルギー、ファンを大切にし、面白おかしくてもそれも愛だと受け入れるスターたちの懐の深さ。