2020年12月11日 15:50
蛭子さんヨメが初告白「認知症の夫の介護に疲れ、『死んじゃおうかな』と」
(撮影:加瀬健太郎)
「よっちゃんが本当におかしくなっているかも……。そう思うようになったのは3年前のこと。ある夜中に隣で寝ている主人に、突然、たたかれたんです。一瞬、何があったのかわからなかったし、翌朝には、本人もケロッとしていましたが、今から思えば、あれが最初の兆候でした」
そう語るのは、漫画家でタレントの蛭子能収さん(72)の19歳年下の妻、マルちゃん(53・仮名)。
今年7月、蛭子さんは、『主治医が見つかる診療所』(テレビ東京系)で、アルツハイマー病とレビー小体病を併発している初期の認知症であることを公表しているが、マルちゃんは、蛭子さんが認知症の公表にいたるまで、病気が進行していく夫のそばにずっと寄り添っていた。
「’14年にMCIと診断されてからは、野菜を中心にしたり、青魚を食卓に出したりと食事には気をつけていたつもりです。運動を兼ねて神社仏閣を一緒に回ったり散歩に行ったりと体を動かすことにも気を配っていました。
幸いにも、お仕事もテレビカメラの前や他人が目の前にいると適度な緊張感があるからか、大きな症状も出ず、ご迷惑をおかけしないで済んでいました。
ところが、’17 年ごろから仕事から家に帰ってくると、疲れがあるのか、さまざまな症状が出るように。