伊藤健太郎に吉澤ひとみも 芸能人のひき逃げはなぜ起きるのか
釈放された伊藤は報道陣を前に深々と頭を下げていた。
今年10月、伊藤健太郎(23)がにひき逃げ事故で逮捕された。東京都渋谷区の路上で乗用車を運転していた際、オートバイに乗った20代の男女と衝突。しかし、その場を立ち去ってしまった。事故に遭った男女は、左足骨折などの重軽傷を負ったという。
事件をキッカケにして、降板が相次いだ伊藤。違約金は億単位とも報じられており、その代償はあまりにも大きかった。
18年9月には、モーニング娘。OGの吉澤ひとみ(35)もひき逃げ事件で逮捕されている。彼女の呼気からは基準値の4倍近い値のアルコールが検出されていたと伝えられ、“飲酒ひき逃げ”を機に芸能界を引退した。
また16年2月にはNON STYLEの井上裕介(40)もタクシーに衝突したが、逃走。3カ月の謹慎生活を送ることとなった。
そんな彼らに共通しているのは、“ただの人身事故だったなら、そこまでの大事にはならなかった”ということだ。
ひき逃げ事故を起こすとイメージが悪化し、苛烈なバッシングにも見舞われる。著名人はイメージを大切にしており、大きな波紋を呼ぶとわかっているはず。
にもかかかわらず、なぜ彼らは事故を起こしても逃げてしまうたのか?
社会心理学を専門とする心理学者の碓井真史氏(新潟青陵大学大学院臨床心理学研究科教授)