くらし情報『「お母さんは楽しかったよ」杉田かおる語る母との最期の日々』

「お母さんは楽しかったよ」杉田かおる語る母との最期の日々

「お母さんは楽しかったよ」杉田かおる語る母との最期の日々


「亡くなる1週間前、母はリハビリのおかげで歩けるようになって、死ぬことを忘れるぐらい本当に元気でした。『棺おけまで歩いていくんだよ』って笑いながら、すごく楽しそうで。母は私のことを“お姉ちゃん”って呼ぶんですが、そのとき『お姉ちゃんの人生は、お母さんといて楽しかった?』と聞かれて、『すごく楽しかったよ』って答えたら、『お母さんはもっと楽しかったよ!』って……。その瞬間、なんとも言えない達成感というか、充実した気持ちになりましたね」

ときおり涙を浮かべながら、3年前に亡くなった最愛の母、美年子さん(享年83)の思い出を語ってくれた、女優の杉田かおるさん(56)。

介護の始まりは’13年8月。長年患っていた慢性閉塞性肺疾患(COPD)が悪化し、美年子さんは病院に救急搬送された。幸い命は取り留めたが、退院後も24時間の在宅酸素療法が必要になる。ここから4年半にわたる杉田さんの介護の生活が始まった。


「最初の2年間ぐらいは仕事をセーブしながらなんとか介護を続けました。でも、介護制度の変更で、これまで自宅で受けられたサービスが大幅に受けられなくなってしまって。これがきっかけで、仕事を一時休止して、私が母のそばでずっと介護をしようと決めました」

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