くらし情報『止まらない森喜朗会長 批判噴出でも五輪開催へとブレない理由』

止まらない森喜朗会長 批判噴出でも五輪開催へとブレない理由

(写真:ZUMA Press/アフロ)

(写真:ZUMA Press/アフロ)



「なんで、今そんなもの(中止や延期)を考えなきゃならんのか。私は淡々と平常心でこれをつとめていくだけですよ」

「まさに天命につくすという気持ちで最後まで頑張りぬきたい」

1月12日、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)は職員向けの新年のあいさつでそう話し、東京五輪を今年開催することへの強い意欲を見せた。スポーツ紙記者はこう解説する。

「五輪の主催者はIOC(国際オリンピック委員会)で、中止や延期の権限もIOCにある。だが、開催国の意向を無視して五輪を行うことは不可能なので、日本側が難しいといえば、その判断は尊重されることになる。菅義偉首相と小池百合子東京都知事とともに、森会長もキーマンの1人。このうちの誰かが“止めよう”といえば、五輪は中止になるだろう」

昨年3月、IOCのトーマス・バッハ会長と安倍晋三首相(当時)の電話会談で五輪の1年延期が決まったが、森会長と小池都知事も会談に同席した。“2年延期”という案もあったが、安倍首相とともに“2021年に賭けた”ことを森会長は明かしている。


だが、その賭けはどうやら外れそうだ。

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