鏡に向かって作り笑顔を…1日を幸せに過ごすための「朝のルール」
日々、ついついためてしまいがちなストレス。2度目の緊急事態宣言の発出下とあって、その傾向もいっそう顕著に。その改善のカギは、1日の始まりをどう過ごすかにかかっていると専門家は指摘するーー。
「脳は体の状態や動きから、自分の現状を判断します。体から『楽しい』という信号が脳に送られてくると、脳は『自分は楽しい、元気なんだ』と判断するのです。元気になるような行動をとれば、心も元気になる。上手に“脳を騙(だま)す”アクションをすることがストレス対策には大切なのです」
そう教えてくれたのは、明治大学教授で言語学者の堀田秀吾先生。心理学や脳科学でも、思考と行動では行動のほうが先に来ることが定説になってきているそう。
すなわち、心が元気でないから体を動かせないのではなく、体を動かさないから心が元気になれない、と堀田先生は話す。脳を騙すためには、科学的に実証された裏付けのあるワザ“エビデンス有り”のテクニックが有効だという。
「特に朝は“ストレスホルモン”と呼ばれるコルチゾールの値が1日のうちもっとも高いことがわかっています。起床時に体がダルくて憂鬱な気分になるのは、高いストレス状態にあるため。