子猫の写真とコーヒーの香りを…「朝ルール」で1日を幸せに
【1】背すじを伸ばす
被験者を、堂々とした姿勢、縮こまった姿勢のグループに分けてギャンブルをさせたところ、前者のグループはリスクの高い賭けに挑んだ。判断力、積極性、攻撃性、負けず嫌いに関する「テストステロン」というホルモンの増加が顕著だったという(※ハーバード大学カディらの研究)。
スマホやPCばかりを見て姿勢が悪くなると、精神的にも無力感やストレスを抱きやすくなるなどの影響が。背すじを伸ばすと、ポジティブ思考になり、やる気が出るという。周囲からも好印象を得られるため、意識的に姿勢を正す準備を朝から始めておこう。
【2】小説を読む
86人の被験者に短編フィクションと短編ノンフィクションを読ませ、相手の表情から感情を読み取るテストをしたところ、フィクションを読んだ被験者のほうが正解率が高かった。大衆作品より純文学作品のほうが登場人物の考えや感情も理解でき、他者への共感力がアップ(ニュースクール大学キッドとカスタノの研究)。自分と相手の価値観のギャップから、ストレス要因となる人間関係の問題が生じがち。
相手の価値観を受け入れる心のゆとりをもちたいところ。
「登場人物の状況や心理的背景がしっかり描かれた文学作品を読むと、相手の心を読み取る力、相手の価値観を認める力、相手の痛みがわかる力などが養われ、共感力も高まります」