『おちょやん』にも出演“朝ドラ女王”明かす杏、波瑠の秘話
’96年放送の『ふたりっ子』から25年にわたり朝ドラに出演する楠見さんが、印象に残ったヒロインとの共演エピソードを明かしてくれた。
’13年に放送された『ごちそうさん』では、ヒロイン・め以子(杏・34)の長女・ふ久の嫁ぎ先である諸岡家の母親・キヨを演じた。共演した杏について、「とにかく周囲への配慮と気遣いを欠かさない人」と楠見さんは語る。
「私の女優人生史上でも五本の指に入るくらい、極寒での撮影があったんですよ。深夜、ふきさらしの場所で、空襲から避難するシーンを撮影したときのことでした。杏さんと私、宮崎美子さん(西門静役)、そしてたくさんのエキストラさんがいらっしゃって。そのときに、杏さんから『よかったらどうぞ』とお菓子を渡してくれたんです。お菓子の数は出演者全員ぶんというわけにはいかなかったのですが、杏さんはエキストラのみなさんにも『みなさん全員には行き渡らないので申し訳ないですが、近くにいる人だけでもどうぞ食べてください』と声をかけながらお菓子を配っていましたね」
’15年放送『あさが来た』では、ヒロイン・あさ(波瑠・29)の嫁ぎ先である商家「加野屋」の女中頭・かのを演じた楠見さん。