NEWS加藤シゲアキ 直木賞逃すも作家としての未来が明るい訳
「第164回芥川賞・直木賞」(日本文学振興会主催)の選考会が1月20日に都内で開かれ、直木賞には西條奈加氏(56)の「心淋し川」が決定。人気グループ・NEWSの加藤シゲアキ(33)は「オルタネート」が候補作となっていたが、受賞を逃した。
加藤の作品は、高校生限定のマッチングアプリを通じて運命が交錯する物語。各スポーツ紙によると加藤の作品は候補6作のうち、最終投票の4作に残っていたという。
また直木賞の選考委員を務めた北方謙三氏(73)は「『加藤シゲアキに直木賞を受賞させよう』という機運をまとった意思は、2、3あった。私もその1人」とした上で、「表現をバッと突き抜けて、深いところにドーンと入っていく。そういうような小説を書いていただきたい。もう1作くらい待ってみようと」と次作に期待を寄せたという。
「加藤さんの作品は今回、初めて候補作となりました。そこですぐに直木賞を受賞するのは至難の業。たとえば昨年に『少年と犬』で受賞した馳星周さんは初めて候補に選ばれてから23年目、7回目でやっと受賞していました。
ただ今回は候補者がいずれも初候補ばかりだったので、ある意味チャンスではありました。