くらし情報『コロナ後遺症で寝たきりに…見過ごすと危険な“だるさ”の恐怖』

コロナ後遺症で寝たきりに…見過ごすと危険な“だるさ”の恐怖

ブログで息切れなどの後遺症を訴えた井上和香。

ブログで息切れなどの後遺症を訴えた井上和香。



「新型コロナウイルスの感染者数はわずかに減ってきていますが、今、問題となっているのが後遺症です。呼吸困難や味覚障害といった症状が、検査で陰性になったあとも出る人が続出しています。新型コロナ感染時に軽症だった人や若い世代でも後遺症を発症する人が増えているんです」(医療ジャーナリスト)

次々と浮き彫りになる新型コロナの“後遺症リスク”。1月には、イギリスの国家統計局とレスター大学が研究結果を発表。同国内で新型コロナ感染後に退院した約5万人を追跡調査し、“退院後140日以内に全体の29.4%が再入院。12.3%が死亡した”という結果が発表されたことも記憶に新しい。


そんななか、日本でまだあまり話題になっていないが無視できない後遺症がある。新型コロナの後遺症外来で多くの患者を診療する「ヒラハタクリニック」の平畑光一院長は言う。

「私の病院に通う3割弱の患者さんが『筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群』という病気に近い症状を訴えています。神経の損傷で起こるのですが、年齢や生活習慣、持病も関係なく、圧倒的に女性が多いですね。

初期の症状はだるさなのですが、並み大抵なものではなく、進行すると歯磨きや長時間立つこともつらくなります。

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