2021年2月12日 15:37
「ネット遅すぎる」90歳男性が企業CEO宛に100万円で新聞広告
(写真:ロイター/アフロ)
2月3日付けの米紙ウォール・ストリート・ジャーナルの広告欄に、大手通信会社AT&TのCEOジョン・スタンキー氏に宛てた“不満”が掲載され話題となっている。
「AT&Tは電気通信の旗手であることを誇りとしている。しかし、ノースハリウッドの住民にとって、AT&Tは今や期待外れでしかない。隣人の多くはユニバーサルやワーナー・ブラザース、ディズニースタジオなどでクリエイティブな職についており、我々は現在のテクノロジーに遅れずついていく必要がある。AT&Tは100Mbpsの回線速度を喧伝しているにも関わらず、私たちの住むところでは最大3Mbpsしか出ない。競合企業の回線は200MBps出ている。なぜ大手通信会社であるAT&Tは、ノースハリウッドの私たちをこれほど冷遇するのか」
この広告を出稿したのは、90歳のアーロン・M・エプスタインさん。1960年代からAT&Tのサービスを利用し続けている忠実な顧客だ。
電話だけの時代は何の不満もなかったが、インターネットが普及し、様々なストリーミングサービスが選べるようになった5年ほど前から、AT&Tが提供する回線の劣悪さが際立つようになったという。