東京から出る人急増!関東圏の住みやすい“トカイナカ”は?
総務省の統計からも、都心から近いトカイナカへ移住する人が急増していることが裏付けられる。
「トカイナカとは、都会すぎず田舎でもない場所。生活環境が整っていて、田舎暮らしの楽しさも味わえ、都心部よりも家賃が安い。都市部まで電車で1時間30分程度のエリアまでが1つの目安です」(堀越さん・以下同)
だが、いざ都市部から引っ越しするとなれば、街の便利さや病気になったときは大丈夫かなどの心配があるだろう。そこで、生活環境が充実していて自然も楽しめる、“住みやすいトカイナカ”を徹底調査した。
堀越さんの監修のもと、6つの指標(病院数、一般診療所数、老人福祉費、小売店数、生活関連サービス業、家賃相場)を偏差値化し、総合的なランキングを作成した。
東京圏で上位のトカイナカは次のとおりだ(※総務省統計局データなどを基に、堀越謙一さんが作成。旧東京都庁(千代田区)を中心に30キロメートルから60キロメートル範囲に位置する政令指定都市を除いた市町村のなかから、家賃水準5万円以上かつ10万人以上の市町村を抽出してランキング化した)。
【第1位】千葉県木更津市/総人口13.4万人、家賃5.21万円
・家賃偏差値:64.6
・病院数:62.9
・診療所数:52
・老人福祉費:53
・小売店数:71
・サービス業数:75
〈総合値〉62.9
小売店数、生活関連サービスのポイントが高く、利便性が評価。