宮沢氷魚「日本語はささいな違いを鮮明にイメージできる」
(撮影:Atsuko Tanaka)
「この役を演じてから、雑誌の企画名や見出しを意識して読むようになりました」
そう話すのは、若手俳優の登竜門ともいえる雑誌『MEN’S NON-NO』で専属モデルを務め、昨年には念願の表紙を初めて飾った宮沢氷魚(26)。
最新出演作の『ドラマWスペシャルあんのリリック−桜木杏、俳句はじめてみました−』(WOWOWにて前後編で放送・配信。前編は2月27日21時〜。後編は3月6日21時〜)では、若きコピーライター・連城昴役を演じている。
「僕が史跡や古い街並みをめぐる『タイムレスに会いに行く』という『MEN’S NON-NO』の連載も、すごくいいタイトルだなって。この『タイムレス』という言葉には、『古いなかにも無限の可能性がある』って意味が込められている気がしたんです。名づけてくれた編集さんは、本当にさすがだなと思います!」
たしかに、英語と日本語のバランスが絶妙なタイトルだが、実は英語が堪能な宮沢自身も、ふだんから2つの言語を交ぜて話してしまうことがあるのだという。
「日本語は、ひとつの物事を表現するワードがいくつもあるから、ささいな違いも鮮明にイメージできると思います。