「夫の死」を機に義父母と縁を切るにはどうすればよいのか
男性と比べて平均寿命が約6年も長い女性にとって、夫の死後の人生をどう生きていくのか、というのは避けては通れない問題です。いずれ来る「その時」を乗り越えるためにきっちり備えておきましょうーー。
■夫の葬儀や告別式に手間をかけたくない!
最近は「葬儀に費用や手間をかけたくない」と考える人が増え、近親者だけで行う「家族葬」や納棺してすぐに火葬する「直葬」が注目されている。
ところが、葬儀・お墓・終活ビジネスコンサルタントの吉川美津子さんは、葬儀や告別式を行って関係者に集まってもらったほうが、逆に妻の負担が減る場合があると話す。
「その場でまとめて弔問客の対応を行えるからです。家族葬や直葬では、夫の死後の手続きで多忙な時期に、さみだれ式にお悔やみの電話がかかってきたり、香典が送られてきたりすることも。そうした対応を、葬儀や告別式の場で終わらせておいたほうが、結果として楽になることも」
また、葬儀では集まった親族が弔問客の対応を分担して手伝ってくれるメリットもある。年をとると、香典の整理といった細かい作業をひとりで行うのは骨が折れるもの。
葬儀は、助けてくれる人が大勢集まる場と捉えてみては。