介護ブロガーとジャーナリストが活用している介護グッズとは
介護を楽にするさまざまなアイデアグッズが日々、誕生している。そこで、実際に介護をしている人と、介護のプロたちが選んだ、おすすめ商品を紹介!
介護作家・ブロガーの工藤広伸さんは、岩手県で一人暮らししている、認知症で要介護2の母(77)を9年間も遠距離介護してきた。
「これまでやってこられたのは、さまざまなアイテムを活用してきたから。なかでも見守りカメラは欠かせません。一緒に住んでいないので、転倒をして何日も見つからないなんてことがないように、“安全を保つため”には必需品です」
認知症介護で困るのが、もの忘れへの対処。財布や鍵など大事なものがないと大騒ぎに。
「認知症で“モノ盗られ妄想”が出る人もいて、財布などが見つからないと、『盗ったでしょう』と泥棒扱いされて大ゲンカになることも。そんなときは、キーファインダーのリモコンのボタンを押すと、ビビビと鳴ってありかを教えてくれます。
母も安心するのか「あら、ごめんね」と素直に謝ります」
忘れっぽくなるにつれ、家の中に張り紙が増えていく家庭も多い。
「トイレの場所や電話の使い方などを張り紙で説明して張っていても、めくれていると認知症の人は剥がしてしまうことが。